どうも。るびかです。
この記事では、私が不安神経症と診断されたものの、薬を飲まないでいたら起きた出来事について書いています。
先に言っておくと、病状が悪化しました!
どんどん新しい症状が出てきて、
それに比例するようにうつ状態がひどくなっていきました。
私の体験談が、同じく不安神経症をお持ちで
薬物療法に対し何かしら疑問がある方の参考になれば幸いです。
(※薬物療法を勧めるような内容ではありません。)

それじゃあいくよ!
薬を飲まなかった理由

私が薬を飲まなかった理由は、自分で希望したからではなく、主治医の判断によるものでした。
診断された当時は、「我慢すればまだどうにかなるだろう・そこまでひどくない」とのことで、とりあえず経過観察ということに。
そもそも私の主治医は、あまり薬を勧めないタイプなのです。
専門家がそう言うならと、その時はなんの違和感もなく受け入れました。
しかし数か月後には、明らかに病状が悪化していました。
今までになかった症状が増える一方で、毎日が地獄のように……。
さすがにおかしいだろうと思いましたし、家族からみても悪くなっているとのことだったので、治療法について再度主治医に相談しました。
そこでようやく薬物療法が始まったのです。
増えた症状とは
強迫観念が出てきた

この症状が一番ひどかったし、割と長い期間続いていました。
私が経験した強迫観念は主に
「手を洗っても洗っても気が済まない」などの潔癖です。
潔癖に関しては、ずっと洗い続けるわけではなくて、何度も何度も、何かに触れる度に洗っていました。それも洗剤+石鹸で。
しかも、洗い終わったあとにタオルで拭くのも無理になっていました。
とにかく何かに触れると、目に見えない菌が瞬時に掌で繁殖したと感じていました。
例えるなら、自分の手が使い古した雑巾になったイメージですかね。
コロナ禍になったばかりのころに潔癖が強くなったので、外出したときはもう大変でした。
・商品を触りたくないけど買わなきゃいけない。
・レジでお金を出さなきゃいけない。(現金派なんです……)
・汚れた手でバッグを持ちたくない。
もう外で何かに触れたらコロナになる気がしていましたね……。
除菌・消毒すればいいじゃんって思われるかもしれませんが、たとえ「99%除菌!」と書いてあっても、どうしても除菌スプレーのことを信じることができず。
もうなにがなんでも絶対に‟石鹸で”洗わないと気が済みませんでした。
そして外に出たら、自分のスマホも当然気になります。
さすがにスマホは洗えないので、何度も何度も除菌していました。
シリコンタイプのケースを使っていたので、ケースは洗剤で洗っていましたが。笑
スマホの流れで、バッグや財布なども除菌していました。
エコバッグは洗濯機行きです。
こんな感じで、とにかくあらゆるものが汚いと感じ、洗いまくり・除菌しまくりの日々でした。
そしてこれが自分だけならまだよかったのかもしれませんが、次第に家族にも強要するようになっていきました。
家族が帰宅したときなどは、とにかくまずお風呂に直行してほしい。そして持ち物は除菌してほしい。
日常生活の中では、できるだけ私のものに触れないでほしい。
こんなことを実際にお願いしていました。
しかも「なんでやらないの!?」というような半ギレ状態で。
家族は、そういう症状と理解してくれていましたし、コロナ禍というのもあり、最初は協力してくれていました。しかしあまりにも私が細かすぎるので、段々とストレスになっていったようです。
自分でも異常だと感じていたし、家族にも迷惑がかかるレベルだったので、どうにかならないかと主治医に相談しました。
普通ならありえない思考にとらわれる

これは期間自体は短かったですが、地味にメンタルにきました。
ありえない思考とは、例えば
「イヤホンをつけたとき、虫がついていなかったか。もしかしたら見落とすくらい小さな虫がついていて、耳の中に入ったかもしれない」
「あらゆる電子機器にカメラが隠されていて、誰かに見られているような気がする」
などです。特にイヤホンに関しては、どう考えてもおかしいと思います。
というのも、何度も何度も除菌するために拭いて、ちゃんと綺麗なことを確認してつけていたからです。(若干強迫観念に繋がってるのかもしれません)
電子機器に関しては今の時代ありえなくもない話ですが、私が使うものを他の誰かが触ることはまずないです。
それでも
「いつの間にかカメラで撮られていて、どこかの怪しいサイトに載せられてるんじゃないか」
「誰かに監視されてるんじゃないか」
などと考えては一人で不安になっていました。
潔癖も監視も、非現実的な考えがずっと頭にこびりついて、ありえないと分かっていても、どうしても気になって不安になっていくんです。
この「ありえないと分かっている」のが、余計メンタルにくるんです。
もう取り返しがつかないほど悪化してしまったんじゃないか、もしかしたら他の病気を併発してしまったんじゃないかなど、いろいろと考えては落ち込んでいました。
消えたくなった

これはもう、言わずもがなヤバいやつです。
私の「消えたい」は、最初からこの世に存在しなかったことにしたいという感覚に近いです。
「毎日いろんな不安に襲われて、しんどくても耐えて。ここまでして生きてる必要あるのかな。そもそも何のために存在してるんだろう。この人生なかったことにできないかな……。」
こういうことをずっと考えていました。
ただありがたいことに、「消えたい」的なことを少しでも口にしたら
「そんなこと言うな」と、妹が毎回言ってくれて……
私は少しシスコン気味なので、妹がそう言うなら……と気を持ち直していました。
有効期限が短くて頻繁にこのやり取りを繰り返していましたが。笑
そしてある日ふと、「消えたい」って希死念慮なんじゃ?と思い
これまた異常なのかもしれないと、主治医に相談しました。
最終的に薬物療法!

上記のことを主治医に相談し、薬物治療が始まって数種類の薬や漢方を試しました。
自分に合う薬が見つかってからは症状も次第に消えていき、今は診断された当時くらいまで回復しました。
正直、もし早い段階で薬物療法を試していたら、上記のような辛い目にあわなかったのかなと思うときもあります。今そんなことを思っても遅いですし、医者の判断なのでどうすることもできませんが……。
とまあこのように、私は経過観察、つまりなんの治療もせずに過ごしていた結果、症状が増えてしまいました。
冒頭にも書きましたが、決して薬物療法を勧めているわけではありません!
「不安神経症で薬を飲まなかったらどうなるか」気になっている方の参考になれば、という思いから書きました。
一つの体験談として消費していただければ幸いです。
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