どうも。るびかです。
この記事では、10年以上のあいだ抜毛症を抱えて生きている私が考える
「抜毛の原因(抜き続ける原因)」について書いていきます。
とはいえ、先に結論をいうと、なんでか分からないです。
10年以上考え続けていますが、これだ!というものはみつかっていません。
ただ、「これ」というものがないだけで、いくつか思い当たるものはあるので
それについて解説していこうと思います。
あくまで‟私の場合”を書いているので、全員に当てはまるわけではありません。ご了承ください。
少しでも抜毛症でお悩みの方の参考になれば幸いです。

それじゃあいくよ!
悩み事が多すぎる
悩み事がない人はこの世にいるのでしょうか。
一つ解決してもまた新たな悩みができる……そういう方が多いはずです。
私の場合、同時にいくつもの悩みを抱えていて、終いには自分がなにに悩んでいるのかさえ分からなくなってしまいます。
「今なにに悩んでる?」と訊かれても、「それが分からないのが悩み」と答えるしまつ。
幼い頃からずっとこうです。
頭の中が整理されないので、当然モヤモヤした状態は続きます。
これが知らず知らずのうちにストレスになっているのではないか、そう考えています。
考える時間が長い
悩み事が多いと、必然的にそれらについて考える時間は増えていきます。
基本的に私は、寝る前にぼーっと過去・現在・未来について考えることが多く
その間に無意識に髪を抜いてしまっています。
気づいたときには髪の毛のかたまりがあり、頭皮には穴が。
「じゃあ考えるな」と言われても無理な話で、気づいたらもう心ここにあらずです。
ぼーっとしないように本を読んだり
YouTubeやVODを観たり
どうにか考える時間をなくそうとしましたが
結局いつの間にか自分の世界に入り込んでいます。
考える時間が長ければ長いほど、どうしても髪を抜く時間は増えてしまいますね。
頭皮がかゆい
私はすごく敏感肌で、頭皮もすぐに反応してしまいます。
そのため湿疹ができることはしょっちゅうで、その湿疹のある部分が
もうピンポイントで気になってしまいます。ここ!!という感じで。
この湿疹がかゆいタイプの場合、
これまた無意識で、湿疹の中心に生えている毛を抜いてしまいます。
そこからだんだんと抜く範囲が広がっていき、湿疹の周りの毛はなくなります。
塗り薬を塗ってかゆみを抑えていても同じで、結局気づいたら毛がありません。
どうしても気になるんでしょうね。無意識の自分が怖いです……。
抜いたところが気になる
抜く量が多く、穴、つまりハゲている場所ができてしまった場合
当たり前ですがその部分が気になって仕方がなくなります。
感触としてはよく言われるツルツルではなく(これは見た目を指す擬態語でしょうか……)
どちらかというとペタペタしていると感じます。
いつも「あぁ、ハゲてしまった……」と思いながら、ペタペタペタペタしています。
さて、察しのいい方はもうお気づきかもしれません。
そうです。ペタペタしている内に無意識にまた抜いてしまうんです……。
これも同じく、ぼーっとした状態でなんとなくペタペタ触っているので、気づいたら穴が広がっているわけです。
抜いてしまうことがストレスになっている
抜毛症の多くは、抜こうと思って抜いているわけではありません。
むしろ、抜きたくないのに抜いてしまうのです。
これはどういうことかというと、「よし、今から抜こう!」と思って抜くのではなく
先ほどから何度も言っている通り、無意識に手が頭にいっているわけです。
自分でも何が何だか分からない。抜きたいわけじゃないのに気づいたら抜いている。
抜かないように意識していても、一瞬でも気を緩めたら抜いている。
など、自分で自分がコントロールできない、なんとも言えない恐怖感でいっぱいになります。
私はこれまで、あらゆる方法を試し抜かないように努力してきましたが、そのほとんどは無意味でした。
このように、「抜きたくないのに、泣きたくなるほど嫌なのに、無意識に自分で抜いてしまうことが相当なストレスになり、結果的に抜毛がひどくなる。」という悪循環がさらに事を悪化させてしまいます。
恥ずかしい
人によっては、普通に過ごしていたら髪の毛がないのが分かってしまうこともあるかと思います。
私がひどいときは、「どうあがいても丸見え、一目で髪がないと分かる」状態でした。
これはシンプルにメンタルにきます。もう外に出たいなんて思えません。
まず抜毛行為自体を受け入れられてないのに、丸見え状態を受け入れるなんて無理な話です。
ただでさえ心がナイーブになっているのに、周りから好奇の目で見られる苦痛ときたら……。
また、ある程度隠せる場合は、いつばれるか常にひやひやしています。
誰かと話しているときに、相手の視線が自分の頭にあるような気がしたり
風が吹いたときにはこの世の終わりのような気分になります。
普通は「髪の毛がない」悩みなんて、若いうちから持たないことがほとんどかと思います。
抜毛症の場合、なにか病気で抜けたりした方とは違い、自分で抜いたから髪がないわけで。
結局のところ、自分が抜いたことで髪がないことがすごく恥ずかしいんです。
まとめ:理由が分からずに負のループ
こんな感じで、いくつか私の思い当たることを書いてきました。
「なぜ抜毛症になったのか」
これは人によって様々だと思います。
そして私が思うに、抜毛症を発症した根本的な原因にも「これ」というものはなくて
たくさんのことが複雑に絡み合った結果、ストレスが溜まりにたまってしまい
それを発散させる手段が「抜毛症」だったのではないかなと。
抜毛は一種の自傷行為だとされています。
一度その快感(抜いた直後のすっきりする感覚など)を味わってしまったら、
もしかしたら抜け出しにくくなるのかもしれません。
いわゆる、抜きたくないのに抜いてしまうという負のループです。
認知度が低く、なかなか理解してもらえない抜毛症。
自分でも訳が分からないことが多いと思います。
このブログでは、今後も抜毛症関連のことを発信していく予定です。
記事の中に、なにか小さなヒントを見出してもらえたなら幸いです。
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